2017-04-20

F3379 WORK SHIRTS


F3379 WORK SHIRT PRODUCT

 

60’SBIC MACのシャンブレーシャツに見られた凹凸感を再現したい。

そこからこのPRODUCTは始まりました。
 
 

当時の生地は、物資も少なく経糸の染めた糸を多く使用するより緯糸の

生成りの糸を多く使用する事でコストを下げている様に思います。(予想ですが…)
 

今回のこの生地はそこから、スクエアークロス(経糸、緯糸の打ち込み本数が同じ)

に仕上げました。原綿は米綿を使用し、20/-×20/-(20番の単糸)で構成。

また最初の課題のシボ感、凹凸感は改燃と言われる、糸の撚りが緩む事を利用して

糸の縮みを利用して、凹凸感を出す事に成功しました。

勿論、当時の生地も同じですが、彼らは狙って製作したわけではなく偶然出来た

産物です。生地にてワッシャー加工を行い最高のスクエアークロスが現代に

蘇りました。
※生地感を見て頂く為、横から暖色系のライトを当てています。本来の色はピュアホワイトです。

 
F.O.B FACTORYはこの素材で、B.D SHIRTSCUTWAY SHIRTS

WORK SHIRTSと製作しています。
 

F3379WORK SHIRTSはビンテージディテールも満載ですがシルエットの

パターンメイクに拘りました。定番で、生地も丈夫、長年着用して頂くために

シルエットが格好悪いわけにはいきません。

オーソドックスなスタイルながら、現代のエッセンスも取り込み、ワークシャツながら

スマートな印象のシルエットに仕上げました。

衿は小さめ、着丈もパンツアウトの状態でもきれいに見える裾のライン、

袖巾を細目に製作。肩の収まりも立体的に構築しています。
 

ディテールは60’Sのオーセンティックな2POCKETワークシャツをベースに、

通常よりも細い5mm巾の巻き縫い

で運針を細かくしたデーテールを踏襲しています。

空環仕上げは勿論、作り前立ての環縫い仕様のワーク仕様。背中心のボックスプリーツや

ケンボロにも釦を配し現代的なディテールもMIXしています。
 

白いオーソドックスなシャツだからこそ違いが歴然とあります。

このシャツは非常にタフで何年も着て頂けます。経年変化は勿論、着る人と共に

育っていくそんなシャツに仕上がりました。
 
F3379 WORK SHIRTS
 
http://www.fob-factory.jp/cgi/web/index.cgi?c=products_zoom&pk=176